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経堂の居酒屋「鳥へい」が昼営業の食堂に 緊急事態宣言を受けて

感染対策をした店内で釜飯を持つ長谷川一平さん

感染対策をした店内で釜飯を持つ長谷川一平さん

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  経堂西通り商店会の焼き鳥と釜めしの店「鳥へい」(世田谷区経堂3、TEL 03-3439-3822)が夜間メインの居酒屋スタイルを大幅に見直し、1月7日から、11時30分から20時まで食堂形式で営業している。

「とり丼」定食(800円)

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 店主・長谷川一平さんは「昨年2月からの新型コロナウイルスによる営業的なダメージは半端ない。うちは2階座敷で近隣の学校や会社、各種サークルなどの宴会が盛んだったが、全て飛んでしまい年末年始の宴会もゼロ。効果のあるワクチンと治療薬の普及には時間がかかりそうなので、今の大変な状況は予想より長引きそうな気がする。元に戻るのを待っていては生き残れないと感じ、昼間メインの新しい業態を導入することにした」と経緯を話す。

 定食は、焼きたての焼き鳥が具材の「とり丼」をはじめ、「中華丼」「ホイコーロー」「とんかつ」「しょうが焼き」「唐揚げ」「ラム塩焼き」(以上800円)など。釜飯は、「鳥たけのこ」「鳥しいたけ」「さけ」「三食(鳥、そぼろ、さけ)」(以上850円)、「五目」(900円)、「かに、貝柱、えび」(1,200円)など。昼の定食利用には、みそ汁、サラダ、自家製おしんこが付く。

 焼き鳥など居酒屋メニューも昼から注文可能で、焼き鳥は、鳥もも、レバー、砂肝、ねぎま(以上150円)、なんこつ、ぼんじり、つくね(以上180円)など。おまかせ5本セット(780円)、8本セット(1,280円)、11本セット(1,980円)はテークアウトにも対応する。

 「バブル崩壊後、1階カウンターは若い人が仕事帰りに立ち寄って、職場の愚痴や恋愛の話をしながら飯を食って酒を飲んで親父が聞き、笑いの絶えない深夜食堂のようだった。その食堂の雰囲気を早い時間帯に移しただけという気もする。リモートワークが進み、都心に行かず経堂かいわいの自宅で仕事して、うちみたいな商店街のランチを食べにくる人も少なくない。フリーランスの人などは仕事が終わると16時くらいから飲み始めるパターンが増えている。大変な世の中だが、大変を連呼していても仕方がない。私も今年で75歳。残りの人生、状況に合わせて楽しむしかないと思っている」

 Wi-Fi完備。2階はリモートワーク利用も可能。

 営業時間は11時30分~20時(酒類の提供は19時まで)。水曜・木曜定休。テーブル、カウンター上には飛まつ防止ボードを設置。アルコール除菌、ドアを開けての換気などを徹底して営業している。

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