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経堂「らかん茶屋」が夜を「魚食堂」に 金華サバずくめのテークアウトも

金華さばを使った「トロサバ丼」(880円)

金華さばを使った「トロサバ丼」(880円)

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 経堂・農大通りの居酒屋「らかん茶屋」(世田谷区経堂1、TEL 03-3429-2230)が4月25日から、緊急事態宣言の発出により酒類の提供ができなくなったのを受け、夜間は「魚食堂」として営業している。

「魚食堂」の看板

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 店主の加藤輝男さんは埼玉県出身。都心の飲食店での修業を経て、経堂で独立したのは40年前。地元の東京農業大学や趣味の釣り、東日本大震災の復興活動などの縁が広がり、全国の生産者から旬の食材が集まる。宮城県石巻市から直送されるブランドサバ「金華さば」を年間2トン使って10種類を超えるサバ料理を提供。その他、高知県室戸市、宿毛市、香川県三豊市など、全国の港とつながり、海鮮中心のメニュー構成で営業してきた。

 「トロサバ丼」(880円)は、脂のりのいい金華サバを使った丼。その他、金華サバの定食、高知県室戸市から直送の地魚定食、クジラ定食(980円)など。米は新潟県阿賀野市の新之助を使用。他にも金華サバの塩焼き、にぎり、竜田揚げなどが入った「おつまみセット」(1.680円)も用意する。

 加藤さんは「コロナもとうとう2年目になった。おまけに酒が出せない。バブル崩壊やリーマンショックと比べものにならない厳しさだが、何とかするしかない。つながりのある地方から仕入れた魚を少しでも経堂の皆さんに食べて、味を知ってもらうために夜は魚食堂にした」と経緯を語る。

 営業時間は、ランチ=11時30分~15時、ディナー=17時30分~20時。酒類の提供は行わない。

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