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下高井戸シネマで「シネマ音楽祭」 「いとみち」ほか音楽映画作品上映

横浜聡子監督作品「いとみち」より ©2021「いとみち」製作委員会

横浜聡子監督作品「いとみち」より ©2021「いとみち」製作委員会

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 下高井戸シネマ(世田谷区松原3、TEL03-3328-1008)で10月16日から、「シネマ音楽祭」が開催される。期間中、「いとみち」「アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン」「BILLIE ビリー」などの音楽映画を上映する。

映画「BILLIE ビリー」「アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン」のフライヤー

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 同音楽祭は、下高井戸商店街の「しもたか音楽祭」の関連企画として行う毎年恒例の催し。今年も民謡、ソウル、ジャズ、ニューウエーブ・ミュージック、日本のロックなど、バラエティーに富んだ音楽映画作品の数々をラインアップする。

 幕開けは10月16日~22日に上映する「いとみち」(14時25分~)。津軽三味線は得意だが人付き合いが苦手な16歳の女子高校生・いとが、それを克服するために青森のメイド喫茶でバイトを始め、社会や人生と向き合い、たくましく成長していく物語。タイトルの「いとみち」とは、ヒロイン・いとの人生であり、糸(弦)を押さえるために三味線弾きの左手人差し指の爪にできる「糸道」と呼ばれるくぼみのこと。越谷オサムさんによる同名小説を原作にした青春映画だが、津軽三味線の重鎮・西川洋子さんがヒロインの祖母役として出演し、その力強い音色がスクリーンいっぱいに映し出される音楽映画でもある。

 横浜聡子監督、ヒロインの駒井蓮さんは共に青森県出身。同館スタッフは「オール青森ロケで、風景、人情、お国なまりも満載。そんなところも楽しんでほしい」と話す。初日(16日)には2人の舞台あいさつも予定する。

 ほかに、「アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン」(ソウルの女王の1972年ロスアンゼルスにおける幻のライブ。2018年、米国。10月23日~29日=16時10分~、10月30日~11月5日=12時5分~)、「BILLIE ビリー」(不世出のジャズ・シンガー、ビリー・ホリディの実像を追ったドキュメント。2019年、英国。10月30日~11月5日=14時00分~)、「映画:フィッシュマンズ」(1987年結成のロック・バンド、フィッシュマンズに迫る約3時間の長編作品。2021年、日本。11月6日~12日=18時50分~)を上映。

 現在は日時未定だが、引き続き「アメリカン・ユートピア」(元トーキング・ヘッズのデイビッド・バーンが2019年秋にブロードウェーで上演した音楽ショーを映像化した作品。2020年、米国)、「ストップ・メイキング・センス」(トーキング・ヘッズの1983年ロスアンゼルスでのライブ映像。1984年、米国)の上映も予定している。

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