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東京農大で学園祭「収穫祭」 大根のチャリティー配布と発酵食品の模擬店も

東京農業大学・世田谷キャンパス。装飾された正門。

東京農業大学・世田谷キャンパス。装飾された正門。

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 東京農業大学・世田谷キャンパスで11月1日から同大学の学園祭「収穫祭」が開催されている。東京農業大学は創立128年。同イベントは、毎年、世田谷と厚木、オホーツクの3キャンパスで行われ、約12万人が訪れる。

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 実行本部委員長の岡野安晃さん(分子微生物学科2年)は「今年は『農の未来を切り拓く』をテーマに掲げ、学生の手作りを大切にしながら準備を進めてきた。来場者の皆さまの最高の思い出になるようにしたい」と意気込みを見せる。

 世田谷キャンパスでは83団体が模擬店・即売店を出店。全国各地に伝わる郷土料理もあり、桜丘アリーナ前では「応用微生物学研究室」が研究室で漬けた長野県木曽地方特有の発酵食品「すんき」を使った「すんきそば」、7号館前では「臨床栄養学研究室」が大豆をすり潰した「呉(ご)」をみそ汁に入れた「呉汁」、1号館前では「農大復耕支援隊」による岩手のすいとん料理「ひっつみ汁」を提供。

 工事中の新研究棟・正門側の模擬店では「生物応用(農芸)化学科統一本部」のベーコン、「醸造科学科統一本部」のみそ・しょうゆなど例年の人気商品を販売。

 1号館で日頃の研究や練習成果の発表を行う「文化学術展」には67団体が参加。1階では「バイオロボティクス研究室田島ゼミ」、2階では「農友会華道部」、3階では模擬店・即売店でも人気の「ミツバチ研究会」、4階では「食料環境経済学科研究会」や創立3年目の「地域創成科学科」など専門性の高い内容を披露する。

 桜丘アリーナでは、農大生のバンドによる音楽ライブ「TUA LIVE 2019」や農大一面白い学生を決める「爆笑N-1グランプリ」など、芸能人を呼ばずに学生だけで作り上げるステージ企画を展開。2日・3日の午前中は、桜丘アリーナ下ボルダリングボード前で恒例の大根チャリティー配布を実施。今年は3000本を配布。

 「各団体の出店場所は『収穫祭』のホームページに記載されている。本祭中にツイートなどSNSから発信する人は、『#収穫祭2019』のハッシュタグを付けてほしい」とも。

 開催時間は9時~17時。本祭=1日~3日、体育祭=11月4日(月・祝)。

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