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豪徳寺「ラディオ・クルチュア」で金工作家・青木三千代さんの作品展

青木三千代さんの作品の一部

青木三千代さんの作品の一部

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 豪徳寺のセレクトショップ「Radio Kultur(ラディオ・クルチュア)」(世田谷区豪徳寺1)で9月20日、金工作家・青木三千代さんの作品展示が始まった。

青木さんの作品群1

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 1年ほど前から同店で取り扱いを始めた青木さんの作品だが、同展では通常の5倍ほど数の作品を展示している。店主の佐藤貴之さんは「日頃、お客さまの反応を見ている中で、青木さんの作品の評判が非常に良かったため、今回の作品展示に至った。青木さんの作品は現在、都内では2店舗しか取り扱っておらず、遠方から訪れるファンもいる」と話す。

 日本の伝統素材であるスズ・銅・真ちゅうを現代生活に合わせて作れる作家が少ない中、青木さんはコーヒースプーンやフライパン返しといった現代的な用途の作品も作っている。元々、白磁の器を扱う「サトミキルン」(宮城県仙台市)から青木さんを紹介され、白磁や金工作品が同店で扱う木工作品や洋服などの風合いある製品の質感をより引き立てる相性の良さに着目したという。

 佐藤さんは「持った時の手応えや使用時の感触、ずっしりとした重みなど、触れて初めて分かる価値があるため、当店では通販は実施せず実店舗での体験提供を重視している。気軽に見に来て、実物を手に取ってもらえれば」と呼びかける。

 「青木さんの作品のように、実用的でしゃれ心があり、手が届くプライスを重視してセレクトしている。世の中が極端な高価格と低価格の二極化しているように感じるが、生活リズムを崩さない範囲での買い物を提案したい。安くはないものであっても、長く使えて、後の世代にも引き継げるようなものをそろえている」とも。

 ラディオ・クルチュアは服とクラフト、ライフスタイル雑貨などを扱うセレクトショップ。「実用と洗練の調和したもの」を佐藤さんが選んでいる。今後も定期的に現代作家にフォーカスした企画を継続し、発表の場を提供していくという。

 営業時間は14時~20時(土曜・日曜は13時~)。月曜定休。9月28日まで。

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