
ルーマニアから来日したバイオリニスト、ディアナ・ジパさんのバイオリンリサイタルが10月18日、祖師ヶ谷大蔵の「サローネ・フォンタナ」(世田谷区祖師谷4)で開かれる。
同コンサートをプロデュースする「Asterism(アステリズム)」(奥沢5)の山川寛子社長は「私自身がサクソフォン奏者として何度もルーマニアで演奏し、10年以上、ルーマニアと交流してきたが、民族色豊かなルーマニアの楽曲は私の心をとりこにした。日本での知名度が低いことがもったいなく、多くの方に知ってもらいたいと思い、コンサートの企画プロデュースを続けている。今年はルーマニアが世界に誇る作曲家、ジョルジェ・エネスクの没後70周年。彼の最高傑作である『バイオリン・ソナタ3番』をぜひともルーマニア人バイオリニストの演奏で届けたいと考え、ディアナさんを招聘(しょうへい)した」と経緯を明かす。
木造の柱が高さ7メートルの天井に向かってアーチ状に組まれた会場は「ヨーロッパのサロンのような温かみのある会場で、響きも雰囲気も良く、バイオリンのリサイタルには最適。ヨーロッパでは洋館や教会で度々コンサートが開催され、その度に地元の人々が集う。地域の方々に気軽に足を運んでもらえれば」と呼びかける。
「素晴らしいバイオリニストであるディアナさんのコンサートをぜひとも日本で開催したいと思った。日本の音楽雑誌で『驚くほどうまい』と絶賛されることもある、実力のあるバイオリニスト。敷居が高くなりすぎないよう、プログラムには有名曲を多く取り入れたので、クラシック音楽だからと難しく考えず、国際的な雰囲気を楽しんでいただければ」とも。
13時30分開場、14時開演。料金は、一般=5,000円、学生=2,000円。