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豪徳寺に参加型カフェ「ピース・オブ・ピース」 国士館大生と自宅を改装

店主の風間久仁子さんと看板犬のマル

店主の風間久仁子さんと看板犬のマル

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 豪徳寺に参加型カフェ「piece of peace(ピース・オブ・ピース)」がオープンして、11月23日で3カ月がたった。店内にはカウンターとテーブル合わせて12席を用意する。

ピースボード

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 店主の風間久仁子さんは「自宅の近くに高齢者向け住宅ができると聞いて」と開業の経緯を明かす。風間さんは以前、高齢者向け住宅でのコンシェルジュ経験があり、家族が入居する高齢者に会いに来た時にゆっくり話をする場所がないことを目の当たりにしていたことから、「そうしたスペースを用意したかった」という。

 メニューはドリンクが中心で、「抹茶ラテ」(ホット・アイス、990円)や「玉露」(同860円)など一保堂茶舗の茶葉を使ったものや、「コーヒー」(ホット680円)、「紅茶」(ホット660円)、「ハワイアンサン」のジュース(マンゴーオレンジなど5種類、各490円)など20種類以上をそろえる。スイーツは「パウンドケーキ」(330円)、「プリン」(550円)など。

 風間さんは「自宅の一部だった部分をカフェにした。その際、近くの国士舘大学に建築学科があることを知っていたので、建築を学ぶ学生たちに学びを実践する機会を提供できればと思い、思い切って教授に連絡してみた。「学生たちと一緒に改装を計画・実行することができたのは自分にとっても素晴らしい経験。サプライズで手作りの看板をもらった時は思わず泣いてしまった」と振り返る。

 学生のアイデアも多数取り入れた店内で、壁一面に広がる「ピースボード」は風間さんのアイデア。来店客が一枚ずつメッセージカードを貼っていく。写真をインスタグラムに毎週アップしており、利用客もそれを楽しみに見てくれるという。想定よりも早く、3カ月で(ボードの)スペースがいっぱいになってしまったため、12月に再スタートする予定。

 「店名の『ピース・オブ・ピース』は何の迷いもなく決めた。カフェ計画を進めていく中でいろいろな事や縁がつながったのは、まるでピースを埋めるようだった。以前飼っていた犬の名前も『ピース』で、看板犬『マル』もハワイ語でピースを意味するので、自分にとってとても大切な言葉」とも。

 営業時間は11時~17時30分(金曜・土曜は23時まで)。月曜・火曜定休。

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