食べる

経堂・城山通りの四川料理店「竹葉青」、惜しまれつつ営業終了

店頭に立つ野口輝さん

店頭に立つ野口輝さん

 経堂・城山通りの四川料理店「川味厨房 竹葉青(ちくようせい)」(世田谷区桜1)が6月1日、現店舗での最終営業を終えた。

[広告]

 店主の野口輝(あき)さんは中国・四川省出身。独学で研究を深めてきた料理を生かし、ネットで偶然見つけた物件との縁で店を開いた。子育てもしながらの営業で、「女性一人でできるかどうか、自信があったわけではなかった」と振り返る野口さんだが、開店当初はコロナ禍の真っただ中で経堂の街全体のにぎわいが落ち込む中、「営業を続けたことで、徐々に皆さんに知られるようになった」という。

 四川料理特有の香辛料を使いながらも、女性客が入りやすい雰囲気を大切にしてきた。客層は女性6割・男性4割で、子育て中の女性も多く訪れ、料理を食べながら語り合える場になっていた。「友達みたいなお客さまがたくさんできた」と野口さん。取材当日も、これまで使っていた食器などのガレージセールを行っていたが、「記念の品」「思い出の品」として手に取る客も少なくないという。

 閉店の直接のきっかけは体調不良。4月に関節リウマチと診断され、鍋を振り続ける仕事との両立が難しくなったが、これから本格的に治療を進めるという。併せて、建物の老朽化に伴い建て替えの可能性もあることから、6月末の引き渡しをもって店を閉めることを決断した。

 今後、10月から12月にかけて故郷の四川に渡り、改めて料理を勉強する予定。「体調が回復したら、また皆さんの期待に応えたい」と話す野口さんは、出張シェフや料理教室など、店舗営業以外の形も含めて再起を構想している。今後の活動はインスタグラムで発信していく。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース