千歳船橋駅前の立ち食いそば店「八兆」(世田谷区船橋1)が7月27日の「土用の丑」の日を前に、カニカマ製造で知られる「スギヨ」(石川県七尾市)のうなぎかば焼き風かまぼこ「うな蒲ちゃん」を使った「温かいうな蒲ちゃん山かけそば」「冷しうな蒲ちゃんそば」の提供を始めた。
おかみの麻衣子さんは「昨年、スギヨさんのカニそっくりのカニカマの天ぷらを揚げたのがきっかけで『うな蒲ちゃん』を知った。うなぎの骨っぽい食感や裏側の皮まで再現していて、ほとんどうなぎ」とほほ笑む。
八兆は創業35年。2016年、高齢になった先代夫婦が店を閉めようとした際、めいの生田さん夫婦が「継ぎたい」と名乗りを上げた。立ち食いそば店での仕事は初めてだったため、慣れるまで時間がかかったが、この2、3年は、食のエッセイスト、平松洋子さんらの食通も訪れる店になった。
「夏バテで食欲のない方が増える季節。こういう遊び心のあるメニューにもチャレンジして楽しんでいただければ」とも。8月にも「冷しうな蒲ちゃんまぜそば」の提供日を設ける予定。
営業時間7時~17時(土曜は9時~15時、麺が無くなり次第終了)。日曜・祝日定休。