経堂シンフォニー商店街のキーマカレー専門店「スパイス婆(ばあ)ちゃん」(世田谷区経堂2)のテークアウトと「Uber eats(ウーバーイーツ)の利用客が、緊急事態宣言以降、5割増加している。
店主の木村哲博さんは元新聞記者。以前からカレーが好きで、取材で全国を回るうちに各地の人気店を食べ歩くようになった。中でも京都のキーマカレー専門店「スパイスチャンバー」に感動。強いリスペクトから「チャンバー」を「婆ちゃん」にした現在の店名を発想。脱サラして、昨年7月に店を開いた。
木村さんは「うちのキーマカレーは、私が研究を重ねたオリジナル。10種類以上のスパイスを使い、トマトの酸味が利いた、スパイシーでジューシーなキーマと硬めに炊いたご飯との相性がいい。開店から10カ月、駅から距離がありビルの3階だが、リピーターは増え続けてきた」と話す。
「新型コロナウイルスの影響で、2月後半以降、客数が減ってきた。緊急事態宣言の後は激減したが、昨年10月に始めていたテークアウトとウーバーイーツのおかげで売り上げが戻ってきた。うちのキーマが家飲みのビールに合うという人もいてありがたい」
テークアウトメニューは「キーマカレー」(800円)、ライスの大盛り(200円)、激辛(100円)、トッピングの「じゃがいものスパイス炒め」(200円)、「半熟温玉」(100円)がある。ウーバーイーツにも対応している。
営業時間は11時30分~15時(カレーが無くなると終了)。水曜定休。マスク着用、アルコール除菌などを徹底し、ドアを開け換気をしながら営業している。