経堂駅北口の録音スタジオ「オフィスチャープ」(世田谷区赤堤1、TEL 03-6315-0466)が5月30日・31日、オンラインによる「外画吹替え」ワークショップとオーディションを行う。
「オフィスチャープ」のコントロール・ルーム。声優への指示を非接触で行う。
同スタジオは、主にネット配信向け外国映画の吹き替えやナレーション収録のレギュラーを持ち、声優が参加する録音だけでなく、仕上げの音声の編集作業も担当する。今回は、オンラインによる声優志望者向けのワークショップだが、優秀者は実際の吹き替え収録に仕事として参加できるオーディションも兼ねる。
代表の大場靖子さんは「新型コロナウイルスの影響が出る以前から声優志望者向けのワークショップを行い、いきなり準主役を射止めた人もいる。今はテレビや映画、舞台関係の仕事をする表現者には厳しい状況だが、少しでも明るい材料を作りたいと思いワークショップとオーディションを組み合わせた」と、企画の経緯を話す。
講師は現役の映画監督が担当。オーディションに採用された場合、収録は6月を予定。3密を避け、衛生面に細心の注意を払い作業を行う。
「ともすれば落ち込みがちなこんな時代だからこそ、新しい才能と出合いたい。若い世代を応援したい」とも。