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経堂発のオンライン番組が日本酒と缶詰のイベント 地震被害の報告も

「長須鯨須の子大和煮」(左)と「金華さば醤油煮」(右)を手にする鈴木誠さん

「長須鯨須の子大和煮」(左)と「金華さば醤油煮」(右)を手にする鈴木誠さん

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 缶詰博士としてテレビやイベントに出演する黒川勇人さんが経堂駅北口の「さばのゆ」(世田谷区経堂2)で2月26日、13日の福島県沖地震で被害を受けた宮城県石巻市の水産加工会社「木の屋石巻水産」の社員をゲストに迎え、オンライン番組「缶マガ」を配信した。

「生原酒ふなぐち菊水一番しぼり」を手にする黒川勇人さん

 同番組は昨年6月に黒川さんが開始。今回のイベントは、昨年8月に第1回を行い、今回で2回目。同社の缶詰と新潟県新発田市の菊水酒造の缶入り日本酒を事前に参加者に届け、約70人の参加者が黒川さんとメーカー担当者の説明を交えた配信を見ながら缶詰をつまみに日本酒を楽しんだ。缶詰は「金華さば醤油煮」「さんま水煮」「長須鯨須の子大和煮」の3種類、日本酒は「生原酒ふなぐち菊水一番しぼり」「ふなぐち菊水一番しぼり スパークリング」「熟成 ふなぐち菊水一番しぼり」の3種類。

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 黒川さんは「コロナ禍を振り返ると、長期間の保存が可能、味と鮮度が落ちない缶詰が注目された一年。防災備蓄の観点もあり、缶詰全体の売上げも2、3割、上がった。木の屋と菊水酒造の商品のマッチングは、前回も参加してくれたお客さんの中に両社の商品のファンになっている人が多く、1年ほど倉庫で熟成した『さんま水煮』とあらかじめ低温熟成した鯨肉を原料とする『長須鯨須の子大和煮』をつまみに『熟成 ふなぐち菊水一番しぼり』を飲む熟成テーマのマニアックな提案をしたら反応が良かった」と手応えを話す。

 宮城県からリモート参加した同社営業担当の鈴木誠さんは「10年前の東日本大震災の時は津波で工場と社屋が全壊。震災前から縁のあった経堂の街の人たちがいち早く応援してくれたことが復興の助けとなった。今回は幸い津波が来なかったが、本社や工場の建物がすれ、倉庫に積んであった出荷前の缶詰多数が崩れるなどのダメージがあった。オンラインで経堂の人たちに被害の報告をして、弊社の缶詰を食べながら菊水さんの日本酒で乾杯できたのがうれしかった。個人的には、弊社缶詰のしょうゆ煮や大和煮など、しょうゆ系の味と菊水さんの濃い日本酒の相性の良さを再確認した。ついつい飲みすぎてしまったが、楽しく、お客さまにも喜んでいただけたようで良かった」と振り返る。

 黒川さんは「オンラインイベントは、地方のメーカー担当者がわざわざ東京に来なくても、商品開発の裏話、味わいの秘密などを伝えることができるので、おいしさが増すように思う。配信画面にリアルタイムで書き込む参加者のコメントも入り、オンライン飲み会としても盛り上がる。並行して、参加者の多くがイベントの内容をSNSにアップするため商品情報の拡散にもなる。リアルイベントの開催はまだ制限されているが、オンラインはどんどん楽しくなっている」と話す。

 今後も同所から、番組配信を続けていくという。

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