経堂駅・農大通りの海鮮メインの酒場「魚(うお)ケン」(世田谷区経堂1、TEL 03-3425-3770 )がうな重の提供を始めて3週間がたつ。
昨年9月で10周年を迎えた同店は、常に全国の10種類以上の鮮魚とさまざまな部位のクジラ、季節の野菜、珍味などの食材をそろえる。緊急事態宣言以前は、10種類以上の日本酒、国産のクラフトビール、ジン、ウイスキーなどは、店主の白井県路(けんじ)さんがセレクトした酒を提供していた。
白井さんは「新型コロナウイルスの影響で客数が激減。緊急事態宣言も4度目となり、厳しい状況が続いている。しかし、落ち込んでばかりもいられないので、食べて元気になっていただけるメニューを強化しようと思った。土用の丑(うし)の日もある今月から国産うなぎを炭火で焼いたうなぎを出している。食欲が減退しがちな夏バテの時期にぜひ」と話す。
「うな重」は2,200円。「刺し身盛り合わせ」は2人前で2,000円。テークアウトの注文は15時から19時45分まで電話で受け付け、17時30分~20時に受け渡す。
「うなぎの他に、くじらメニューやフグの唐揚げも。店で飲めない分、ぜひ家でおいしいお酒を料理と共もに楽しんでほしい。制約の多い状況だが、少しでも魚を売って、これまで世話になった全国の漁師さん、市場で働く皆さんに少しでもお金を回したい」とも。
営業時間は17時30分~20時。酒類の提供は行わない。月曜定休。マスク着用、アルコール除菌などを徹底し、ドアを開け換気しながら営業している。