下高井戸駅前の西友ストア前にあるギョーザ専門店「皇庭餃子(ぎょうざ)房」(世田谷区松原3、TEL 03-5329-1768)が10月11日で20周年を迎える。
真っ赤に塗られた入り口から細い階段を上った2階で営業する同店は、肉、キャベツなどの餡(あん)が詰まったサイズの大きな皇庭焼き餃子を看板メニューに、定食から、点心、小皿料理、コース料理まで幅広いメニューをそろえ、地元密着の営業を続けてきた。
店主の茅峰(かやみね)建一さんは「本当の開店日は2001(平成13)年の10月11日。内装工事をしていた時期にニューヨークでテロ事件が起こり驚いた」と創業当時を振り返る。
茅峰さんは中国・福建省出身。広東料理、上海料理、北京料理、四川料理のほか、福建料理のメニューもそろえる。
「お客さまに喜んでもらいたくて、メニューがどんどん増えていった。毎日が一生懸命だったので、20年はあっという間」
客の誕生日には、茅峰さん自ら笛を演奏することもある。「そうした親しみやすさも地元の人々に愛される理由。『シャキシャキ』(キャベツのシャキシャキ炒め)、『サクサク』(鶏肉のサクサク揚げ)などの創作料理も魅力」という声も多く聞かれる。
10月31日まで、20周年記念キャンペーンを開催。皿ワンタン、手作り水ギョーザなどの20品目を2割~3割引きで提供している。
時短営業の要請期間中は、昼=11時30分~15時、夜=17時~20時。月曜定休。テークアウト可。