経堂在住のフリーランスドライバー石川暁さんが9月19日、地元商店街の個人店に集まった缶詰800個、防災米120食、ブルーシートなどの支援物資を千葉県南房総市まで届けた。
石川さんは2011年3月の東日本大震災発生後、宮城県石巻市への支援物資搬入を開始。同年の運搬ボランティア参加は20回を越えた。
石川さんは「南房総市の道の駅『富楽里とみやま』は、震災後まもない時期に東北応援の販売イベントを受け入れてくれた場所。他にも経堂の飲食店は、南房総産のキンメダイ、菜の花、アジの干物などで世話になっているので、いてもたってもいられなかった」と支援の理由を語る。
支援物資は、商店街の飲食店の呼び掛けで集まったもので、これまでにコラボイベントで関わった木の屋石巻水産や明治屋、黒潮町缶詰製作所の缶詰、アルファー食品の防災米「安心米」、ナカニの手ぬぐいなど、防災意識の高い企業も協賛した。
「実際に見た現地の被害は想像以上に大きく、お年寄りや子どもたちのストレスが高まっている。今回の物資は、市街地から離れた高齢者の多い集落に届けられたと聞いた。長期的な支援が必要と感じたので、必要なことを続けたい」とも。