食べる 買う

東京農大OBらの産直販売店「hachi」が1周年 ミニ収穫祭も開催へ

hachi(ハチ)の店内と店長の林田恭三朗さん

hachi(ハチ)の店内と店長の林田恭三朗さん

  • 59

  •  

 世田谷区経堂4丁目の農大OBが運営する農産品の販売店「hachi(ハチ)」(世田谷区経堂4、 TEL 03-6432-6011)が10月1日で1周年を迎えた。「米と樹上完熟 RICE_AND_RIPE」をテーマとする同店は、農大生の実家から仕入れた米や野菜を取り扱い、リンゴ、柿、ミカン、トマトなどが並ぶ。

新米フェアコーナー

[広告]

 店長の林田恭三朗さんは「樹上完熟という言葉の通り、木になった状態で熟させ、甘みが増したものを扱っている。農大に通っていたころから、周りには農家を実家に持つ学生が多く、一生懸命育てた自慢の農産物を経堂で直接販売して、地元のお客さんに食べてもらえる場所があればという声があった。今回、自分を含む3人の農大OBと八百屋出身者とが意気投合して店を開いた。1年のうちにリピートのお客さんも増え、農産物以外にみそやしょうゆなどの加工品、天然のキノコなど、品ぞろえが幅広くなってきた」と振り返る。

 「みんなの米びつ」と名付けたサービスは、あらかじめ代金を払っておくと、玄米の状態で店内に保管してある米を訪問時に精米して持ち帰ることができる。「やはり精米したての米は味も香りも食感も違うと評価。地元の農大つながりの米ということで選んでくれる方も多いのがうれしく、地域密着を大切に続けたい。今年は新米のフェアも行なっているので、ぜひ、おいしい米を食べてほしい」と話す。

 今年はコロナの影響で東京農業大学の学園祭「収穫祭」がオンラインのみとなったが、同店では今月14日に感染対策を取りながらリアルな「ミニ収穫祭」を行う。

「やはり秋にリアルな『収穫祭』がないのは寂しい。規模は全く小さいが『ミニ収穫祭』をしたいと思った。うちの店や農大つながりの農産物の魅力を知るきっかけになれば」

 14日のイベントは11時~18時。農家や酒蔵・みそ蔵が実家の農大生も参加する。通常の営業時間は11時~18時。休みは火曜と「畑に行く日」。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース