経堂駅北口の住宅街にあるギャラリー「GARAGE・B(ガラージュ・ベー)」(世田谷区赤堤1)で12月3日、「高田京子の手仕事展」が始まった。
同ギャラリーを主宰する山本由美さんは「高田さんは原毛を梳(す)いて糸を紡ぐ、それを染める、そして織るという長い工程を1人で行い、作品を完成させる作家。2001(平成13)年、タイの田舎町の織物店で私が店番をしていた時に出会った。その後、広島で織物をやっていると聞き、うちのギャラリーに一度見に来てほしいと誘ったのがきっかけで、2002(平成14)年から一年おきに開いていた。コロナ禍で間が空いてしまったが、今回ようやく3年ぶりに展示ができる」と経緯を話す。
1993(平成5)年にオープン、10月に28周年を迎えた同ギャラリーは、陶芸、絵画、アジア工芸など、さまざまな作家の企画展をはじめ、陶磁器の割れひびなどを修復する金継ぎや絵付けの講習会、料理会、落語会など、幅広い催しを行ってきた。
「コロナで大変な世の中だが、こんな時こそ美しいものに触れることが大切。若い世代から年配まで、いろいろな人に見て触れていただければ」とも。
開催時間は12時~18時(初日は17時から、最終日は17時まで)。