経堂の個人飲食店が支援して運営する「経堂こども文化食堂」に12月3日、山形の平田牧場(山形県酒田市)から「三元豚みそ漬け」が届き、参加のシングルマザー家庭に配布された。
同社、外食小売本部長のの新田嘉一郎さんは「経堂は、70年代に当社の創業者が経堂駅からほど近く、赤堤にあった生活クラブ生協さんの事務所に伺い、協同で日本初の無添加ポークウインナーを開発するきっかけが生まれた地。また、経堂2丁目で学習塾ペガサス世田谷経堂教室を運営するなど、子どもの教育や障がい者支援活動に関わるソーシャルエナジー株式会社さんとも懇意にしている。そんなご縁があり、食品添加物を含まない子ども用のカレーやロールステーキ、金華豚を使った化学調味料を使わない濃厚ラーメンなどを贈ってきた。お子さんやママさんに喜ばれていると聞き、クリスマスが近づく今の時期に改めて寄贈させていただいた」と経緯を話す。
これらの品と一緒に配ったのは、「アルファー食品」(島根県出雲市)から寄贈された防災米「安心米」。水またはお湯を注ぐとふっくらしたご飯が食べられる商品で、こちらは食物アレルギー物質27品目を不使用。ハラールにも対応する。
受け取った母親の一人は「今年は緊急事態宣言の時期に飲食店のアルバイトが無くなり、かなり厳しかった。おいしい肉をあまり食べさせてやれてないのでありがたい。お湯を注ぐだけで炊けるご飯、みそ漬けはフライパンで焼くだけなのも助かるし、災害時の備蓄の勉強にもなって良かった」と話す。
新田さんは「経堂とのご縁を、これからも大切にしたい」とも。