経堂シンフォニー商店街にあるキーマカレー専門店「スパイス婆（ばあ）ちゃん」（世田谷区経堂2）が1月1日、正月メニューの提供を始めた。

スパイス婆ちゃんの店内

　店主・木村哲博さんの前職は業界紙の記者。取材のための出張が多く、全国を回るうちに各地の名店と呼ばれる店を食べ歩くようになった。中でも感動したのが、京都にある有名店「スパイスチャンバー」。カウンター7席しかない小さな店のメニューはキーマカレーのみ。近くを訪れる度に通い詰め、強いリスペクトから「チャンバー」を「婆ちゃん」に変換した現在の店名を考案。研究を重ねたオリジナルキーマカレー（800円）を完成させ、脱サラして店を開いた。

　木村さんは「店を始めて1年たたないうちにコロナになったが、あっさりしたチキンのひき肉を使うキーマは食べ飽きないらしく、ありがたいことにリピート客に支えられてきた。今年7月に3周年を迎える。コロナがどうなるか分からないが、一年の初めから元気にいきたいと思い、お節メニューのだて巻きをトッピングする正月メニューを出すことにした」と経緯を話す。

　激辛の注文も可能で、サイドメニューにはラッシー（300円）、トッピングの「じゃがいものスパイス炒め」（200円）、「半熟温玉」（100円）がある。

　営業時間は11時30分～15時（売り切れ次第終了）。水曜・日曜定休。