世田谷線・上町駅から徒歩7分の住宅街にごま油を使ったごまキーマカレーの専門店「camel(キャメル)」(世田谷区世田谷2、TEL 03-64326291)がオープンして8カ月が経った。
店主の田中裕亮さんはグラフィックデザイナー。インテリアデザイナーの間宮洋一さんと会社を作り、デザインを通して仕事に関わるうちに、職能を生かした自分たちの店づくりに興味が出てきた。
「自分がおいしいものが好きというのもあるが、デザイナーとして仕事を続けるなかで、おいしい料理を作ることと良いデザインを作ることは、共通点が多いことに気付いた。独学で1年半ほど、いろいろ研究するうちにごま油を使ったキーマカレーに行き着いた。2階に事務所、1階に店舗という物件が見つかったので、店舗デザインは自分たちでカトラリーや備品も友人たちの協力の下、自分たちのオリジナルのものを作った。店は半分、自分たちのデザインのショールームのようなことも兼ねている」と経緯を話す。
メニューは「薬味キーマカレー」(1,450円)、「グリルナスと大根おろしのキーマカレー」(1,300円)、「シソミョウガキーマカレー」(1,220円)、「タマゴと小葱(たまねぎ)のキーマカレー」(1,180円)など基本のカレーが8種類。その他、季節メニュー、「キッズプレート」(650円)、自家製マンゴープリン(550円)を用意。野菜や卵、唐揚げ、ピクルスなどのトッピングも選べる。ドリンクは自家製ラッシー(500円)、生ビール(600円)、コーヒー、紅茶(以上、400円~)など。
「この辺りは東京農大があったり、いろいろな職種の人がいて面白い。夜の営業は、キーマなどをつまみながら飲めるバータイム。地域の人の交流が生まれる場も目指したい」とも。
営業時間は11時30分~15時(バー営業は18時~24時)。テークアウトは11時30分~21時。月曜・火曜定休。