経堂・農大通り商店街の関西うどん店「花坊(はなぼう)」(世田谷区経堂1)が現在、冬の期間限定メニュー「かきうどん」(1,650円)と「かきカレーうどん」(1,750円)を提供している。
店主の山城裕輔さんは、先代店主の正田辰夫さんから2017(平成29)年に店を引き継いだ2代目。手打ちうどんの麺やだしなどの原料と製法は全く変えないが、具や味付けなどを工夫して新メニューに挑戦している。
山城さんは「コロナが長引いて、なかなか先が見えないが、自分にできることとして、おいしいものを提供していきたい。広島出身なので、カキのうどんは以前から出したかったもの。同い時期に寒い季節にシャキシャキした食感と甘みが増す青ネギが京都の秋田農園から届いた。京都府南部の山城地区で育った『山城のねぎ』。奇遇にも私と同じ名前のネギ。カキのうどんにも合うし天ぷらもおいしいので、召し上がってほしい」と来店を呼び掛ける。
山城のネギは、東松原の老舗豆腐店「美濃屋」の揚げを使った「きざみきつねうどん」(980円)にも使っている。
新型コロナウイルスの感染者数増に対応して、テークアウトも強化。麺つゆ付きの生麺(700円)、すき焼き丼と天丼が選べる、うどんとミニ丼のセット(1,000円)の持ち帰り販売も行う。
「コロナも収まらず大変な世の中だが、心も体も温まってほしい。これからも旬の新鮮な素材を使った季節メニューに取り組みたい」とも。
営業時間は11時30分~14時30分、18時~21時。火曜はランチのみ。