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経堂のバー「月の花」でバレンタインデーイベント 広島のボンボンショコラ使う

広島のボンボンショコラとウイスキーのペアリングを薦める城間さん

広島のボンボンショコラとウイスキーのペアリングを薦める城間さん

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 経堂駅北口の「bar月の花」(世田谷区経堂2、TEL 03-5799-4977)が2月5日、バレンタインデーを前にウイスキーに合うボンボンショコラを提供するイベント「BARレンタインデー」を始めた。

バレンタイン用のボンボンショコラ

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 ボンボンショコラは、広島市の繁華街・流川の「bar真夜中は別の顔」店主の河野玄さんが製造したもの。河野さんは、元ショコラティエの経験を生かして「ショコラをお酒と合わせることでより深い香りの世界を楽しんでほしい。より多くの人にお酒やバーの魅力を伝えたい」と、3年前のオープン時から洋酒とのマリアージュに特化した自家製ボンボンショコラを提供してきた。今回は、両店に通う常連客がきっかけとなり、河野さんがバレンタインデー用にボンボンショコラを作り、「bar月の花」で取り扱うことになった。

 「bar月の花」店主の城間隆志さんは「コロナ禍も2年になろうとしており、深夜帯がメインのバー業態は非常に苦しい状況にある。広島から通ってくださる常連さんと、今後バーを盛り上げるにはどうすれば良いかを意見交換するうちに、お酒に合うボンボンショコラを手作りする『bar真夜中は別の顔』さんのことを知った。たまたま東京農大関係者から国産の蜂蜜が手に入った話をしたら、その方がつないでくれて、蜂蜜を使ったショコラを作って特別に送ってもらうことになった。せっかくバレンタインデーの時期なので、世話になった人や友人、もちろん女性から男性にお酒とセットでお出しする企画が面白いのではとなった。そのお客さまの発案で、苦戦するバーをバレンタインデーの時期に盛り上げる気持ちを込めて『BARレンタインデー』というイベント名になった」と経緯を話す。

 今回のボンボンショコラは、スイス産のミルク感がスッキリとしたタイプのホワイトチョコレートに「食べると変な夢を見る」といわれているイギリスのブルーチーズ「スティルトン」を合わせ、ミカンの蜂蜜を加えたもの。河野さんの手により「工芸品のように」仕上げられており、表面の装飾や形状を愛(め)でる楽しみもある。

 「広島の飲食店はお酒を出せない大変な状況だが、まずは『bar真夜中は別の顔』さんとのコラボでバーを盛り上げる動きを始めてみたい。メインの蜂蜜の主張が感じられつつ、後からブルーチーズの香りが追いかけてくる、不思議なバランスのボンボンショコラとのペアリングのお薦めは、シェリーたるで寝かせたスコットランドのアイラ地方やハイランド地方のウイスキー。時間の制約はあるが、大人の味と時間を楽しめる『BARレンタインデー』の時間にしたい」とも。

 時短要請期間中の営業時間は16時~21時。ドリンクの提供は20時まで。席数を減らし、マスク着用、アルコール除菌、換気などを徹底して営業している。

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