経堂西通り商店会の「やきとん あかり」(世田谷区経堂2、TEL 03-5450-8828)が3月7日、毎年恒例の宮城県南三陸町産のメカブと茎ワカメの提供を始めた。
熊本県山鹿市出身の店主、池田誠さんは「東日本大震災の時に頻繁に南三陸町にボランティアに行ったお客さまが、その後、現在に至るまで2週間おきに現地に車で行き、海藻の養殖業を手伝っている。このメカブと茎ワカメは、そのお客さまが毎年この時期に届けてくれるもの。被災地の応援を続けることは大変な苦労だし、素晴らしいと思う。震災から11年になるが、この時期にあの日のことを思い出すきっかけになるし、被災地の水産業は大変な状況が続いている。旬の味と歯応えは格別で、ゆずポン酢であえるとおいしいので、ぜひ食べてみてほしい」と呼び掛ける。
同店は2014(平成26)年、世田谷区内の飲食店で18年修業した池田さんがオープン。独自に研究を重ねた甘味と辛味を併せ持つ辛みそを添えた焼きとんメニューが中心の地域密着スタイルの酒場。
「コロナになって3年目になるが、気に掛けて通ってくれるお客さまがいて、やってこられた。経堂は温かい街。8月には8周年を迎えるので、引き続き感染対策を取りながら頑張っていきたい」
時短要請中の営業時間は17時~21時(土曜・日曜・祝日は16時~、アルコールの提供は20時まで)。水曜定休。マスク着用、アルコール除菌、咳(せき)エチケットなどを徹底し、こまめに換気しながら営業。テークアウト販売にも対応する。