下高井戸シネマ(世田谷区松原3、TEL 03-3328-1008)は4月9日、伝説のジャズプレーヤーであるセロニアス・モンクとジョン・コルトレーンに焦点を当てた、演奏シーンを含むドキュメンタリー映画3本の特集上映を始めた。
1940~60年代のジャズ全盛期に活躍したセロニアス・モンク(ピアニスト、1917-82)とジョン・コルトレーン(サクソフォン演奏家、1926-67)。稀有な才能でジャズの概念を変えたモンクは没後40年を迎え、マイルス・デイヴィスに見出され才能を開花させたコルトレーンは生誕95年の節目の年を迎えた。
上映するのは、モンクの演奏生活の晩年、自身のカルテットと共にレコーディングスタジオでセッションに挑む姿を追った「MONK モンク」と、1968年のヨーロッパツアーでの演奏風景やステージ外で見せる素顔を収めた「モンク・イン・ヨーロッパ」(共に1968年、マイケル・ブラックウッド/クリスチャン・ブラックウッド監督作品)、ジョン・コルトレーンの人生を数々のジャズプレーヤーの証言などと共に振り返る「ジョン・コルトレーン チェイシング・トレーン」(2016年、ジョン・シャインフェルド監督作品)の3本。
上映期間は、「MONK モンク」「モンク・イン・ヨーロッパ」=4月9日~15日、「ジョン・コルトレーン チェイシング・トレーン」=16日~22日。ジャズ映画ではないが、細野晴臣が2019年にアメリカで開催したソロライブを収録した「SAYONARA AMERICA」も9日~15日に上映する。上映時間はホームページで確認できる。
館内でのマスク着用の徹底、整列時に間隔を空ける、ブランケットの貸し出し休止、消毒液の設置、大声でのおしゃべりの禁止、上映作品の入れ替えごとに換気の実施、発熱や咳(せき)など体調不良の人の入館禁止など、観客とスタッフの感染症予防対策を徹底して営業している。