経堂駅北口の「bar月の花」(世田谷区経堂2、TEL 03-5799-4977)が5月8日、瀬戸内・岩城島の無農薬レモンのカクテルの提供を始めた。
店主の城間隆志さんは大阪府岸和田市出身。地元の老舗バーで修業を始め、上京後、銀座と青山で15年の経験を積んだ後、経堂に店を構えた。200種類以上の洋酒をそろえるオーセンティックなサービスが基本だが、果物の仕入れを欠かさず、季節のフルーツカクテルは常に10種類前後を用意する。
城間さんは「コロナが3年目になり厳しい時期が続くが、気候も暖かくなったので、気持ちを切り替えて営業したい。岩城島のレモンは、冬場に樹上完熟させた爽やかな甘味があるので、一人でも多くの人に飲んでほしい。送ってくれるのは、30代の移住者が立ち上げた『わらしべ』という農業法人。こうしたカクテルに力を入れて、少子高齢化に悩む地方も応援したい」と意気込む。
広島のクラフトジン「桜尾」とレモンのカクテルが「瀬戸内ジントニック」(850円)、同じジンと岩塩とレモンを使ったレモン塩による「瀬戸内ソルティドッグ」、「広島はっさくのソルティドッグ」(以上、900円)などがある。
「レモンのシーズンは、もうすぐ終わり、次は10月の青レモンまで待つことになる。しかし、夏場は夏場でいろいろなかんきつが出てくるので、岩城島の生産者とコラボして、旬の味わいのあるフルーツカクテルをお届けしたい」とも。
営業時間は17時~翌1時。席数を減らし、マスク着用、アルコール除菌、換気などを徹底して営業している。