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経堂の棋士と編集者の本が発売 古今の有名棋士の強さを比較解説

経堂在住の棋士、高野秀行六段(左)と編集者で著述家の岡部敬史さん(右)

経堂在住の棋士、高野秀行六段(左)と編集者で著述家の岡部敬史さん(右)

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 経堂在住の棋士、高野秀行六段と、同じく経堂在住の編集者で著述家の岡部敬史さん、イラストレーターのさくらはなさん3人の鼎談(ていだん)による会話形式の著書「あの棋士はどれだけすごいの?会議」(扶桑社)が7月2日、発売された。

「あの棋士はどれだけすごいの?会議」(扶桑社)

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 岡部さんは「将棋ブームと言われて久しいが、多くの人が『藤井聡太さんって強いけど、なぜ強いの? どれくらい強いの?』と感じるのでは。そんな素朴な疑問を、高野六段に漫画家のさくらはなさんと、いろいろ質問することで分かりやすく解説したのがこの本。元をたどると、知人から『藤井聡太さんの強さが、どれくらいなものか分からない』と素朴に聞かれたのが頭に残っていた。そこで、高野さんに聞いてみると、その答えが面白かった。そこで藤井聡太さんだけでなく、羽生善治九段や谷川浩司十七世名人や大山康晴十五世名人などのすごさなども解説してもらった」と話す。

 高野六段は「私程度の棋士が語って良いものかと今も思っているが、大山康晴先生が亡くなって30年。会ったことがあると言うだけで驚かれる時代になったので、時代をつくってきた名人の逸話を若い世代の人たちが知るきっかけに少しでもなればと参加した」と話す。

  岡部さんは「藤井聡太さんから将棋に興味を持った人。ニュースなどを見て漠然とすごいなと思っても、そのすごさがよく分からない人にぜひ。著者3人の会話形式なので、将棋の本は難しいと思っている方でも楽しく読めると思う」と話す。

 「ちなみに藤井聡太さんの将棋は、あまり将棋に詳しくない人でも見て面白いと感じるが、それは全ての駒が『攻めと守り』に効いているから。そんな高野先生の解説を聞いてから対局を見ると、より楽しめるようになる」とも。

 価格は1,012円。全国の書店で扱う。8月1日には池袋のジュンク堂(豊島区)で発売イベントを行う。

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