経堂駅北口・すずらん通りの文具・雑貨店「ハルカゼ舎」（世田谷区経堂2）が9月10日、夫婦で物語のある紙文具を作る「久奈屋」による「9月にちなんだ」レターセットなどの展示販売を始めた。

寝覚月にまつわるお話

　店主の間瀬省子さんは「久奈屋さんは2008（平成20）年より、夫婦で物語のある紙文具をこしらえている作家。たまたま縁があり、当店では2010（平成22）年くらいから取り扱っており、毎月楽しみにしている方も多い、陰暦をモチーフにしたレターセット『十二箇月の手紙』シリーズの9月は『寝覚月(ねざめづき)の手紙』。9月は和暦で長月だが、夜が長くなり、目が覚めることが多くなることから寝覚月とも呼ばれることに由来する」と話す。

　月、蜻蛉（かげろう）、雁、彼岸花、木犀（もくせい）などの季語や、黒の日、招き猫の日などの記念日、9月にまつわる絵をちりばめた便せんと封筒、ラベル、封緘（ふうかん）シールから成るセット（600円）も用意する。

「封筒に入っている、寝覚月にまつわるお話も楽しんでほしい」とも。

　現在の営業時間は12時～18時。火曜・水曜定休。コロナ感染拡大防止のため、マスク着用、アルコール消毒必須。