経堂農大通りのインテリア雑貨企画メーカー「TRADITION ACOUSTIC.（トラディション・アコースティック）」（世田谷区経堂1）が9月25日、本来なら捨てられていた生地の切り落としを利用して製造したペットベッドの売り場を設けた。

ペットベッドで寛ぐイヌ

　同社代表の簑輪哲司さんは雑貨企画メーカーに15年勤めた後、2008（平成20）年に独立。当初は下北沢にオフィスを構えたが、2015（平成27）年、経堂に移転。3年前から、事務所4階を店舗スペースにして1000点を超える生活雑貨を販売している。

　簑輪さんは「事務所4階を店舗にしてから経堂の人たちと出会い、話す機会が増えた。この辺りは環境に関する意識の高い人も多く、再生プラスチックを使った食器類などを使ってくれる飲食店もある。同時に猫や犬などのペットを飼って、環境に配慮したペット用品を望む人が多いこともあり、以前から付き合いのある群馬県桐生市の老舗染色企業・土田産業が、本来なら捨ててしまっていた切り落とした生地の耳の部分を利用して開発した糸を使って製造したペットベッドのコーナーを作った」と経緯を話す。

　ペットベッドのサイズは3種類あり、価格は、大＝1万6,500円、中＝1万5,400円、小＝1万2,100円。一点一点、カラーが異なる。

　営業時間は13時～19時（土曜は12時～）。日曜定休。スケジュールはブログやSNSで知らせる。