経堂の陶芸教室「まだん陶房」(世田谷区宮坂3、TEL 03-3428-8044)が11月3日、秋の恒例イベント「第22回まだん陶房会員展」を始めた。
1997(平成9)年に陶芸家の岩田湖畔さんが開いた同教室は、今年2月に逝去した歌手で俳優の西郷輝彦さんが会員第1号。世田谷区在住の人を中心に会員が集まり、陶芸を通じた地域密着の文化サロンの役割を果たしてきた。
今回も会員の個性豊かな作品の展示販売を行う。岩田さんは「今年は夏が厳しく、9月には台風や大雨もあったが、ようやく気候の良い秋になった。この辺りは遊歩道も整備され緑も多い。ふらりと散歩がてら遊びに来ていただければ。一点ものの世界に一つだけの器との出合いも楽しいはず」と話す。
陶芸体験も受け付けている。「コロナ禍が3年にも及び大変だが、土をこねるのはストレスの発散にもなる。子どもの頃、誰もが夢中になった粘土遊びをするつもりでぜひ体験してほしい。子どもたちは創造性を伸ばすきっかけになるし、大人は自分の酒や肴(さかな)用の器を作ると家飲みも楽しくなるのでは」とも。
開催時間は11時~18時(初日13時~17時、最終日11時~17時)。11月6日まで。