創作料理バル「マホラ食堂」(世田谷区経堂1、TEL03-6875-9295)が経堂農大通り商店街にオープンして、6月14日で5周年を迎えた。
内田龍さんと妻の鵜沼ユカさんは、学生時代から演劇活動を行う役者夫婦。内田さんが店主、鵜沼さんが店長という役割分担をしながら、飲食業の傍らCMやナレーションの仕事も引き受け、演劇関係者も集まり、アルバイトスタッフに若い演劇人を雇ってきた。
内田さんは「5周年と言っても半分はコロナ禍だった。だが、だからこそテイクアウトを始めたり、おにぎり屋をやったり、はたまた『マホラ山荘』という貸別荘事業を始めたりと、いろいろなことにチャレンジできた。コロナ禍で足踏みさせられたが、その分、多少は足腰が強くなったかと思う。5年の中で、経堂にもなじんできた気がしている。これからもこの街で、ホッと一息つける止まり木のような楽しい店でいられるよう精進したい」と意気込む。
この5年に2度の出産を経験した鵜沼さんは「オープンしてすぐに子どもができて、まさかの2人目まで産んで、とにかく仕事と子育てに追われる5年間だった。どんな事もやればできると実感する毎日。お客さまの笑顔と支えてくれるスタッフ、地域の皆さんや家族のおかげで、どうにかやってこられた」と振り返る。
今週は5周年記念ウイークとして、14日は定休日だが夜の営業を行い、つまみ一品をサービスする。17日は、さまざまなピンチョスやダッチオーブンを使った肉のローストなどの特別メニューを用意して、キャッシュオンデリバリーで提供する。
営業時間は、ランチ=12時~14時、バル=18時~23時30分。水曜定休。