東京農業大学(世田谷区桜丘1)国際センター1階イベントスペースと隣接する芝生空間で10月20日、留学生と一般学生が英語で交流を深めるイベント「ENGLISH BEER GARDEN」が開催された。同大が運営する農大サポートが企画した。
進行は、キャンパス内外の人の交流をテーマに活動する「LDG Lab campusproject」の学生たちが務めた。
担当する農大サポート専務の小畑幹夫さんは「新型コロナウィルスが5類になって約半年、学生たちの企画を大学とつなげて形にする動きができるようになってきた。今回は、世界中からやって来た留学生と交流したいという一般学生の相談を受けたもの。学内のグローバル連携センターとの共催で、カジュアルにビールを飲みながら語り合うイベントが実現した」と話す。
会場で提供した生ビールは、北海道網走市にある同大オホーツクキャンパスの学生たちが地域の農家が収穫した大麦を使って醸造した「網走農家ビール」と、同大OBが勤めるメーカーのクラフトビール。ビールとペアリングするフードやおつまみ類も、卒業生が製造に関わるものを用意した。
さらに、「当大の特徴は、卒業生がさまざまな食の世界で働いていること。今回、農大OBの農場産ポテトチップス、農大OBが製造するフランクフルトソーセージなど、いろいろおいしいものが集まることで、ものづくりにおける農大ネットワークが見える化でき、それを学生たちが感じてくれたのも良かった」と振り返る。
「時間がたち、夕方になるにつれ、初めはシャイだった学生たちが緑の芝生でビール片手に打ち解け合って会話が弾んでいた。このような国際交流には意義があると感じた」とも。