経堂の陶芸教室「まだん陶房」(世田谷区宮坂3、TEL 03-3428-8044)が11月3日~5日の3日間、秋の恒例イベント「第23回まだん陶房会員展」を開く。
1997(平成9)年に陶芸家の岩田湖畔さんが開いた同教室。会員第1号は、昨年2月に逝去した歌手で俳優の西郷輝彦さんだった。小田急線沿線、経堂かいわいの人を中心に会員が集まり、陶芸を通じた地域密着の文化サロンの役割を果たしてきた。
今回も会員作品の展示販売を行う。岩田さんは「ようやく秋らしい良い気候になったので、初めての人も気軽な気持ちで、散歩のついでに遊びに来ていただければ。人や器との出合いも楽しいと思う」と話す。
「新型コロナウイルスが5類になり、以前のように子どもたちが粘土遊びを楽しむように土をこねる姿が見られるようになってうれしい。おじいちゃんの晩酌用のぐい飲みを作る子どもいて、ほほ笑ましかった。定年になって時間ができたが、会社と家との往復の生活が長く、地域に仲間がいなかったという人が陶芸を通じて、人や近所の店とつながるケースもありうれしい」とも。
開催時間は11時~18時(初日13時~18時、最終日11時~17時)。11月5日まで。