デザイナーの西村哲矢さんが11月13日、新作ボードゲーム2作品のミニ発表イベントを経堂駅北口のイベント酒場「さばのゆ」(世田谷区経堂2)で行った。
ボードゲーム「Bossarino(ボスサリーノ)」(左)と「mob7(もぶセブン)」(右)
広告制作会社を経営する西村さんは「ネットの時代になって、社会のリアルなコミュニケーションが減少してきたと感じていたらコロナ禍になった。今、人と人と自然につながりたいと望む人が増えているのを感じるが、残念ながらその方法ときっかけが少ない。縁あって、コロナ禍にボードゲームの面白さを知り、これは新しい豊かな人と人の関係性のデザインを生むツールなのかもしれないと思い、昨年、Q's gamesというブランドを立ち上げ、オリジナルボードゲームの制作を始めた」と話す。
今回発表したゲームは2作品。2人用心理ゲーム「Bossarino(ボスサリーノ)」は、「自分のボスを逃すか、相手のボスを退場させるか」を競う心理戦を楽しむもの。「mob7(もぶセブン)」は、「ババ抜きのようで、ババ抜きじゃない、新感覚ババ抜き」のようなゲームだと紹介する。
「集まった人たちとゲームをしたが、すぐにルールを覚えて楽しんでもらえた。初めて会った人同士が短時間で仲良く打ち解け、笑顔になるのもうれしかった。12月には東京ビッグサイトで開催される『ゲームマーケット2023秋』にも参加する。まだ始めたばかりだが、ボードゲームで新しいコミュニケーションの可能性に挑みたい」とも。