経堂駅北口の住宅街にあるギャラリー「GARAGE・B(ガラージュ・ベー)」(世田谷区赤堤1)で12月9日、「高田京子の手仕事展」が始まった。
同ギャラリーを主宰する山本由美さんは「高田さんは原毛を梳(す)いて糸を紡ぐ、それを染める、そして織るという長い工程を1人で行い、作品を完成させる作家。2002(平成14)年から一年おきに開いていたが、コロナ禍で間が空いてしまった。昨年、3年ぶりに展示したが、今回はようやくマスクなしでお客さまに来てもらえる」と喜ぶ。
1993(平成5)年にオープンし、今年10月で30周年を迎えた同ギャラリーは、陶芸、絵画、アジア工芸など、さまざまな作家の企画展をはじめ、陶磁器の割れひびなどを修復する金継ぎや絵付けの講習会、料理会、落語会など、幅広い催しを行ってきた。
「複雑で高度な仕事を40年続けてきた高田さんの今回の作品展。数も多いので、一人でも多くの人に見ていただければ」とも。
開催時間は12時~18時(最終日は17時まで)。今月17日まで。