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豪徳寺「バレアリック飲食店」が閉店へ 10年の営業に幕

「バレアリック飲食店」のメンバー(中央は店主の國本快さん)

「バレアリック飲食店」のメンバー(中央は店主の國本快さん)

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 豪徳寺の「バレアリック飲食店」(世田谷区宮坂1)が7月いっぱいで閉店する。

店内の風景1

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 南国風の内外装で、無国籍料理を提供する同店。メニューは、つまみになるような冷温菜から、揚げ物、トルティーヤ、米類や麺類に加え、子ども用の「スパムおにぎり」や「ミートソースうどん」など幅広くそろえる。米類は多幸(タコ)ライス、アヒポキ丼、パイナップル炒飯(チャーハン)、麺類はカオソーイ、フォー、パッタイと、いずれも南国を連想させるメニューを並べる。

 店名にある「バレアリック」は元々スペインのバレアレス諸島を指すが、ダンス・ミュージックの楽園として有名なイビサ島を中心に、この地から広がっていた音楽を総称して「バレアリック」とも呼んでいる。店主の國本快さんが元DJということもあり、同店では音楽イベントも多く開かれ、7月21日には最後のイベントが行われた。

 國本さんは「10年間やってきた中で、いろいろな思い出はあるが、カップル時代から通っているお客さまがその後、結婚、出産して、子どもがもう小学生になっていることに10年という時間の流れを実感している。店主と客と言うより、もはや互いに何でも知ってる友達と言っていいかもしれない関係性が作られるぐらいの時間」と話す。

 「閉店は移住のためだが、移住時期を含めて決まっていないことも多い。5月に出店した山梨でのマルシェは悪天候で延期になったが、改めて参加する可能性がある(日程未定)。引き続きインスタグラムのアカウントは使っていくので、閉店後の動きはそこで見てもらえれば」とも。

 最終営業日は7月29日。

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