学ぶ・知る

経堂で出版レーベル「サバブックス」誕生 第1弾は「さばのゆの須田さん」

岡部敬史さん(左)と須田直子さん(右)

岡部敬史さん(左)と須田直子さん(右)

 経堂のイベント酒場「さばのゆ」(世田谷区経堂2)が独自の出版レーベル「サバブックス」を立ち上げ、第1弾として『さばのゆの須田さん』を3月13日に全国書店で発売する。3月8日から同店で先行販売する。

「さばのゆの須田さん」

[広告]

 同書は、2023年12月に亡くなった同店前店主・須田泰成さんの人生と、さばのゆを中心とした地域コミュニティーの物語をまとめたもの。地元のライターである岡部敬史さんが約1年半をかけて、妻で現店主の須田直子さんや、常連客、地域の店主ら20人以上と会話を重ねて執筆した。経堂の店主や常連客の名前も多数登場し、「地域の人々のドラマが詰まった内容になっている」という。イラストや写真は同店常連客が担当するなど、同店に関わる人々が広く制作に参加した。

 書籍化に当たり、クラウドファンディングを行い、目標額を超えて多くの支援者から支援を集めた。「当初は既存の出版社からの発売を検討していたが、自分たちでレーベルを立ち上げる形になり、結果的に非常に良かった」と岡部さん。「地元の人を扱った地元の出版レーベルの本が、地元の本屋で1位になる。そんな物語に、みんなで参加できたら面白い」とも。「経堂コルティ」内の三省堂書店には50冊が入荷する予定。

 さばのゆ店頭では、書籍と共にオリジナル手ぬぐいなどのグッズも販売する。直子さんは「本を読んだだけでなく、さばのゆに来て、イベントに参加すれば、自分も登場人物になれる。映画の中に入ったような気分を味わえる」と魅力を語る。

 同レーベルは今後も継続して出版活動を展開する予定。ZINEの制作や定期トークライブのコンテンツ化、壁新聞など、さまざまな形での情報発信を構想している。

 仕様は四六判。価格は2,860円。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース