
中華居酒屋「宴神(えんじん)」(世田谷区経堂2)が経堂駅北口にオープンして、3月23日で2カ月がたった。席数は、カウンター=5席、テーブル=6席。
店主の中原正道さんは、天祖神社(経堂5)の宮司の家に生まれ経堂エリアで育った。経堂の人気ラーメン店「らあめん英」(経堂2)でグループ店舗を含めて通算20年以上働いた経歴を持つ。いずれは宮司を引き継ぐつもりという中原さんは「宮司とは違った形で地元コミュニティーとのつながりを作ったり、地元を盛り上げたりしたいと思い地元での開業に至った」という。
メニューは、つまみや一品料理、ご飯・麺など30種類ほどを用意。チャーハン(800円)やマーボー豆腐(1,000円)のような定番メニューについては、「見た時や食べた時に驚きや違いを感じてほしい」とアレンジに自信をのぞかせる。マーボー豆腐などの一品料理は300円追加で、ご飯とスープのセットを付けることもできる。日本酒にもこだわり、東京農業大学(桜丘1)醸造科学科出身である女将(おかみ)の柏崎友希さんは「中華料理と日本酒の組み合わせも、ぜひ楽しんでほしい」と呼びかける。
店内奥には大きなスクリーンも備える。中原さんは「時差の都合で日本時間だと深夜になることが多いスポーツ観戦などもしてもらいたい」と、深夜営業をしている店ならではの楽しみ方も提案する。「コロナ禍ですっかり飲食店の営業時間が短くなり、遅くまで開けているのはバーぐらいになってしまった。当店では深夜でもしっかり食べることができるので、食事だけでも、飲み物だけでも、気軽に立ち寄ってもらえれば」とも。
営業時間は18時~翌2時。日曜・月曜・祝日定休。