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経堂・世田谷通りの「YOKIPAN」が2周年 東京農大でも販売開始

店主の西村さん

店主の西村さん

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 経堂・世田谷通りにあるパン店「YOKIPAN(よきぱん)」(世田谷区桜3)が6月5日で2周年を迎え、翌6日に東京農業大学(桜丘1)の国際センターでパンの販売を始めた。

YOKIPANの外観

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 店主の西村洋平さんは滋賀県出身で、実家もパン店を営んでおり、パン職人としてのキャリアは20年になる。2023年1月、子どもが生まれるタイミングで滋賀県から妻の実家がある東京への引っ越しを決めたが、当時はまだ店舗となる物件のめども立っていなかったという。

 西村さんは「引っ越ししてすぐに今の店の不動産情報を得て開業準備に入った。開店当初は目の前のことで手一杯だったが、縁あって2023年の年末にボロ市に出店した頃から地域住民との関係が強くなったように感じる。ボロ市当日に店の認知が広がったこともあるが、その前後でもボロ市を話題に店での会話が増えた。2年連続で出店した今回も、隣で出店していた東急バスの営業所への定期的なパンの納入が始まるきっかけになった」と振り返る。

 ボロ市へは、店舗物件を仲介した不動産店からの紹介で出店が決まった。近隣のセブン-イレブンでは1年半ほど前から同店のパンを置いており、18時の閉店後も、会社帰りの人などがパンを買えるようにしている。

 東京農大の国際センターではパンだけでなく、東京農大発のベンチャー企業「メルカード」(桜丘1)とのコラボ商品として、カムカムの果汁を使ったクッキー「カムカムコロン」も販売している。

 西村さんは「基本的には1人でパンを作っている小さな店なので、できることは限られているが、セブン-イレブンでの販売、ボロ市への出店、東急バスへの納入、そして今回の東京農大での販売やコラボ商品と少しずつ地域との接点が増えているのがうれしい。これからも地域に根差した店として営業していきたい」と話す。

 営業時間は10時~18時。日曜・水曜定休。

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