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実録映画「ゆうやけ子どもクラブ!」、下高井戸シネマで上映へ

下高井戸シネマのプログラムガイドと「ゆうやけ子どもクラブ」チラシ

下高井戸シネマのプログラムガイドと「ゆうやけ子どもクラブ」チラシ

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 京王線・下高井戸駅東口の下高井戸シネマ(世田谷区松原3、TEL 03-3328-1008)は3月14日から、障がいのある子どもの放課後を支援する東京都小平市の放課後等デイサービス施設のドキュメンタリー映画「ゆうやけ子どもクラブ!」を上映する。

ピカフィルムの飯田光代さんと「ゆうやけ子どもクラブ」代表の村岡真治さん

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 施設「ゆうやけ子どもクラブ」は1978(昭和53)年にスタート。放課後や夏休みに子どもが時間を過ごす場所があればという親の切実な願いを受けて誕生した全国でも草分け的な存在。40年以上にわたって、小学生から高校生までの子どもたちが共に放課後を過ごし、知的障がい、発達障がい、自閉症など、障がいはさまざまだが、遊びや生活を通して子どもたちの内面もケアする活動を続けてきた。

 配給を手掛ける地元のピカフィルム(経堂2)の飯田光代さんは「放課後等デイサービスのことは、まだまだ一般には知られていないが、障がい児とその家族には欠かせない場所。この作品は施設の日々の活動を描きながら、人と人が支え合う素晴らしさ、そんな中で成長する子どもたちの姿を追ったドキュメンタリー。この作品から、生きることの素晴らしさ、そして人間の持つ可能性を感じてもらえれば」と作品の見どころを語る。

 初日には、井手洋子監督、「ゆうやけ子どもクラブ」代表の村岡真治さんの舞台あいさつを予定。15日は世田谷区で放課後等デイサービスの礎を築いた「わんぱくクラブ」の近藤すみ子さん、20日は「世田谷プレーパーク」設立者の天野秀昭さんと村岡真治さんが上映後にトークを行う。

 「カメラが本当に自然にクラブに通う子どもたちに寄り添っている。気持ちをうまく表現できない子ども、友だちの輪に入れない子ども、音に敏感すぎて給湯室にこもっている子ども、そして、子どもたちを全身で受け止めるスタッフ。素晴らしい人間賛歌。ハンカチでは涙を受け止めきれない。バスタオルを持って行ってほしいくらい」

 同館では入り口にアルコール消毒コーナーを設けるほか、座席の間隔を空けるなどの対策を実施している。

 同作品の上映は11時55分から。上映は3月20日まで。

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