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経堂で動くアイコンのワークショップ 先生は紙のからくり作家

参加者の一人が作った動くアイコン。飼いネコ(左)がオモチャにさわろうとし、真ん中の子ネコが黒ネコに甘えてすり寄る。

参加者の一人が作った動くアイコン。飼いネコ(左)がオモチャにさわろうとし、真ん中の子ネコが黒ネコに甘えてすり寄る。

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 テレビ番組や広告にユニークな動きをする紙製の作品を提供するアーティストの石井希さんが3月4日、経堂のイベント酒場「さばのゆ」で未経験者でも簡単にできる作品のワークショップを行った。

紙人形の両足を動かすとハサミが動く自作のからくりアイコンを持つ石井希さん

 石井さんは15年前から「ペーパーからくり」の作家として活動。全国各地の展示会やカンボジアやラオスなど海外での展示とワークショップなどのイベントに参加してきた。昨年8月、岐阜県美濃市の美濃和紙の里会館での個展では、300平方メートルの会場を大小の作品で埋め尽くした。

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 この日は「SNS用の動くアイコンを作ってみよう」がテーマ。9人の参加者が石井さんの指導を受けながら、空き箱で作った骨組みに絵や写真などを貼り付けるシンプルなコラージュの手法で制作を体験した。

 石井さんは「皆さんの発想がとてもユニーク。ペットの猫の動きには愛があふれ、スキー中の自分の写真を滑降させる人は試行錯誤の末、よりダイナミックな動きに。素材を切り抜きコラージュすると意外な組み合わせから面白いアイデアが生まれてくる。思いがけない形や動きから物語を描くように作る姿が印象的だった」と、発想の広がりに驚く。

 仕上がった作品の発表は壁に貼った和紙の前での動画撮影。実際に動く様子に大きな歓声が上がった。

 参加者の一人は「初めは大人の工作くらいのつもりだったが、動くのがこんなに楽しいとは想像してなかった。組み合わせ次第で無限の可能性があるし、発想力が鍛えられる気がする。これをSNSのアイコンにすると面白いはず」と感想を語る。

 「実は、新型コロナウイルスの影響で3月の東京でのイベントが中止になった。今年は上海での個展の予定もあったが、それもどうなるか分からない。それでも前向きに動こうと、 からくりアイコンのワークショップを始めることにした。一緒にいる人と笑い合えるのがカラクリの特性であり最大の魅力。不安や緊張が続くが、手を動かし笑い合い、心を解せる場になれたら」と石井さん。

 このワークショップは、都内を中心に4月以降の開催が決まっている。

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