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経堂の飲食店がチャリティー開始 日本酒の売り上げをこども食堂に

八十島さん一家。左から店主の翔さん、父・秀樹さん、母・恵理さん

八十島さん一家。左から店主の翔さん、父・秀樹さん、母・恵理さん

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 経堂駅北口の焼きとん酒場「きはち」(世田谷経堂2、TEL 03-3429-8121)が地元のこども食堂に日本酒の売り上げを寄付する活動を始めて1カ月がたった。

チャリティーメニューは緑のマーク付き。「きはち」の黒板

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 創業16年目の同店は炭火による串焼を中心としたメニュー構成だが、鮮魚を使ったつまみや発酵食品もあり、それらに合う日本酒をセレクト。常連には酒造りを専門に教える東京農業大学の醸造学科出身者もおり、全国の酒造メーカーとも交流している。

 店主の八十島翔さんは「僕がいろいろな日本酒に興味があるので、地方出張の多い常連さんが仕事関係者にもらった日本酒をくれることが多い。せっかく頂いたものなので、地域のために使えないかと考えていたら、地元のこども食堂への寄付を思いついた」と経緯を話す。

 対象となるのは、黒板の日本酒メニューの中でも緑色のマークが付いたもの。売り上げの一部が地元こども食堂への寄付に回す。

 「近所のこども食堂は食べるものだけでなく、古典芸能や陶芸、書道など文化体験にも力を入れている。2月に集まったお金は4人分の陶芸体験費用と米を買う費用に使ったと報告がありうれしかった。うちのような家族経営の飲み屋は単に飲み食いするだけではなく、地域の人たちのふれ合いが生まれる場所。落語の長屋のような人情を大切にしていきたい」

 営業時間は18時~24時(日曜は16時~22時)。火曜と祝日の月曜は定休。

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