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経堂の五島うどん酒場がテークアウト 本場・長崎の味を自宅でも

「五島うどんと酒菜 はちびら」の「冷やしうどんセット」

「五島うどんと酒菜 はちびら」の「冷やしうどんセット」

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 経堂すずらん通りの「五島うどんと酒菜 はちびら」(世田谷区宮坂3、TEL 03-6325-4089)がテークアウトを始めて1カ月半がたった。

「五島うどんと酒菜 はちびら」のテークアウト 売り場

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 同店は20年前に下北沢で無国籍料理店「HACHi ViLLA」として創業。6年前に経堂に移転し、現在は長崎の五島手延うどんと現地の食材中心のメニューを提供する。

 おかみの中村千絵さんは「10年前の五島旅行が印象深かった。五島は長崎の西100キロにある大小150ほどの島々から成る地域。海も陸も豊かでおいしいものがたくさんあり、特に日本三大うどんの一つといわれる五島うどんはツルツルした食感にのど越しも良く、現地のアゴだしで頂くとたまらない。この味を経堂でもと強く思った」と、五島うどん導入の経緯を話す。

 「五島うどんはじわじわと知られるようになっていたが、新型コロナウイルスの影響で2月後半から客足が遠のき始め、3月から激減。その頃から持ち帰りをしたいという問い合わせが増えたので、4月、緊急事態宣言が出る前からテークアウトを始めた」

 「冷やしうどんセット」「特製カレー南蛮つけ麺」(以上900円)など、五島うどんメニューは一部テークアウトに対応。五島うどんの乾麺パック(550円)、アゴ煮干しの「自家製アゴだしつゆ」(400円)も販売する。

 「意外によく出るのが五島うどんを使った焼きうどん。肉や野菜と一緒に炒めると独特のモチッとした食感で、たれとの絡み具合もいい」

頭数の少ない五島牛のカレーライス、無国籍料理時代からのレシピで作ったルーロー飯、唐揚げなどの総菜系も出るという。

 「テークアウトで初めて利用してくださるお客さまから『コロナが収束したら店内で飲みたい』と言われることが何度もあった。五島うどんはお酒を飲んだ後の締めにピッタリ。早く普通の営業ができるようになってほしい」とも。

 緊急事態宣言発令中の店舗営業時間は12時~14時、17時30分~20時(酒類の提供は19時まで)。火曜定休。マスク着用、アルコール除菌などを徹底し、ドアを開け換気しながら営業している。

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