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経堂「リゴレッティーノ」が店内営業再開 宮崎出身シェフがコース料理から始動

「リゴレッティーノ」の前菜例

「リゴレッティーノ」の前菜例

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 経堂すずらん通り商店街のイタリアンレストラン「リゴレッティーノ」(世田谷区宮坂3、TEL 03-3439-1786)が6月2日のディナーから、自粛していた店内営業を2カ月ぶりに再開する。

「リゴレッティーノ」店内の様子

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 同店は3月半ばから新型コロナウイルスの影響で客数が激減した状況を受け、冷凍パスタソースの製造販売を行い、4月にはテークアウトも始めたが、店内での営業は見合わせていた。

 宮崎県出身のオーナーシェフ、今村裕一さんは慶応大学進学後、料理の世界に入り、10年以上の修業を経て、伊エミリア・ロマーニャ州の「オステリアフランチェスカーナ」「リゴレット」などで働き、2005(平成17)年11月に同店を開いた。ブランド和牛として知られる宮崎産尾崎牛の生産者とは同郷で、宮崎を中心とした食材の仕入れも特徴。

 今村さんは「3月頭に予約が一斉にキャンセルになった当時は一瞬、『閉店』の2文字が頭をよぎったが、冷凍パスタソースとテークアウトを購入したくれた皆さまのお陰で、慣れないながら3カ月を乗り切ることができた。初めて来てくれたお客さまや昔からの常連客の『早く店で食べたい。頑張ってほしい』という言葉に勇気をもらった。いきなり元通りのサービスは難しいが、緊急事態宣言が解除されたので、できるところから始めたいと思った」と、再開に至った経緯を話す。

 当面は予約客のみ入店可。ソーシャルディスタンスを遵守するため、組数を制限しての営業で、ランチ、ディナー共に5,000円のコースのみとする。

 「これまで15年やってきて、リーマンショックや東日本大震災、消費税アップなど経験してきた。しかし今回は未知の状況で、今後も試行錯誤をしながら営業スタイルを変更することもあると思う」とも。

 テークアウト、冷凍パスタソース販売は継続する。

 緊急事態宣言の解除以降の営業時間は、ランチ=11時30分~13時30分、ディナー=18時00分~20時(以上、ラストオーダー)。テークアウトは事前連絡を呼び掛ける。受け渡しは12時~14時30分、17時30分~20時。マスク着用、アルコール除菌などを徹底し、ドアを開け換気しながら営業している。

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