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経堂らかん茶屋が「くじらのオードブル」 海のジビエをテークアウトに

「くじらのオードブル」(1,880円)

「くじらのオードブル」(1,880円)

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 経堂・農大通りの居酒屋「らかん茶屋」(世田谷区経堂1、TEL 03-3429-2230)が6月1日、新メニュー「くじらのオードブル」(1,880円)のテークアウトを始めた。

経堂らかん茶屋の「金華さばオードブル」

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 同店は4月から「幕の内」などの弁当と「金華さばオードブル」(1,680円)をテークアウトで対応。「金華さばオードブル」は宮城県の男鹿半島・金華山沖で穫れるブランドサバ「金華さば」を使った握りずし4貫、塩焼き、竜田揚げ、ポテトサラダ、卵焼き、筑前煮の盛り合わせ。サバは以前から付き合いのある石巻市の木の屋石巻水産から直送されたもの。

 店主の加藤輝男さんは「東日本大震災の復興の時期に木の屋さんとつながり、金華サバを仕入れるようになった。2月から新型コロナウイルスの影響で売り上げが下がり始め、3月、4月の歓送迎シーズンの宴会が全滅。緊急事態宣言以降の売り上げは前年度の3割ほどの酷い状態だったが、なぜか金華サバ料理が入った弁当とオードブルは売れ続け、サバの使用量は前年度比2割増し。この勢いで、新しい木の屋メニューを出したいと思い、木の屋さん62年前の創業時からの商品であるクジラで勝負しようと思った」と振り返る。

 「木の屋さんと付き合い始めてから、近年の冷凍・冷蔵技術の発達によって今のクジラ肉は昔のようなクセや臭みがなく、若い女性も好んで食べられる海のジビエのようになっていると知り驚いた。うちも数年前から木の屋さんのクジラを竜田揚げやカツにしているが、脂身が少なく高タンパク低カロリーだと若い人たちも頼んでくれている。おまけにクジラの赤身肉にはバレニンという疲労回復物質を含むと聞いた。コロナのストレスもまだまだ続くし、元気の出るメニューとして『くじらのオードブル』をひらめいた」

 オードブルの内容は、くじらのカツ、竜田揚げ、ベーコン、ポテトサラダ、卵焼き、筑前煮の盛り合わせ。

 らかん茶屋に長年通う50代の男性は「私がたまに行く都心の店でクジラ竜田揚げの定食を頼むと1,800円くらいするので、この内容はお得では。昭和好きな私はベーコンでビールやチューハイを飲めるのが幸せ」と話す。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=17時30分~22時。マスク着用、アルコール除菌などを徹底し、ドアを開け換気しながら営業している。

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