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経堂の喫茶店に新しい壁画 画家の店主が緊急事態宣言中に創作

「喫茶PONY」店内の新しい壁画

「喫茶PONY」店内の新しい壁画

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 経堂農大通り商店街の「喫茶PONY」(世田谷区経堂1)の店内に新しい壁画が登場して1カ月がたった。

「喫茶PONY」のパクチーカレー(800円)

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 画家でもある店主の西宮淳平さんが2018(平成30)年7月にオープンした同店には、もともと飲食スペースに面した広い壁に、山登り好きの西宮さんが八ヶ岳の七つ池や白駒池をイメージして描いた夜の森と池がモチーフの大きな壁画がある。

 西宮さんは「この壁画によって店内を夜の湖畔の喫茶店に見立てている。山登りのダイナミクスと静寂を感じられる空間でコーヒーとカレーを味わってほしいと考えてきたが、今回、コロナの影響で店を休みにした時に発想が浮かんで、そこからさらに夜の空を走るように飛ぶ馬と騎手の絵を思いつき、星もたくさん描いてみた」と創作の経緯を話す。

 「新しい壁画は入り口の上に描いたが、テーブル席から見て、メインの壁画とつながって見えるように描いた。テーブル席からコーヒーを飲みながらぼんやりと眺めてくれればうれしい」

 店内の本棚には、オープン当時から絵本、童話、詩集、小説、エッセー、ノンフィクション、コミックなどを多数並べる。緊急事態宣言中には新しい試みも始まった。

 「休館中の図書館の代わりができればと思い、無料貸本サービスを始めた。子どもたちがたくさん絵本を借りていってくれて、私の好きな絵本を気に入ってくれたりして、すごく幸せを感じた。好評だったので今後も続けていきたい」

 夏場はパクチカレー(800円)などの季節限定メニューも用意する。

 緊急事態宣言の解除以降の営業時間は11時~16時(土曜・日曜・祝日は18時まで)。火曜・水曜定休。マスク着用、アルコール除菌などを徹底し、3密を避けて営業している。

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