麹料理研究家おのみささんが発酵食品を取り入れた暮らしについて書き下ろした「ゆる菌活」(パイ インターナショナル)の出版記念トークイベントが7月19日、経堂駅北口の「さばのゆ」(世田谷区経堂2)で行われた。
麹料理研究家おのみささんと新刊「ゆる菌活」、「発酵はおいしい」(ともにパイインターナショナル・刊)
同書は、美大卒業後、デザイン会社で長時間労働を経験し、タバコを吸い不摂生だった著者のおのさんが40歳を前に発酵食品と出合い、塩こうじやみそなどを食生活に取り入れ健康になった実体験を交えて発酵食品の基本をつづったコミックエッセー。
おのさんは「緩いタイトルの通り、楽に読める内容。乳酸菌、酵母菌、こうじ菌など主な菌をキャラクター化して紹介するほか、ヨーグルトやザワークラウトなど、家庭でも簡単にできる発酵食品のレシピも載せている。後は私の実体験。40を前にして発酵ライフを始めて、肌の艶が良くなり、寝つきも良くなり、風邪をひきにくくなった。ついでに彼氏ができて、50歳で結婚した話も恥ずかしながら書いてしまったので笑って読んでほしい」と話す。
トーク後、密を避け、感染対策をしながらの親睦会では中国・四川省の漬物「泡菜(パオツァイ)」「イカの塩こうじ炒め」などの料理が提供された。
「経堂にある東京農業大学・食品安全健康学科の高橋信之教授に内容を監修していただいた。新型コロナウイルスの影響であまり外に出られず、体調を崩す人も多いと聞く。この本が発酵食品を取り入れて、より健康に暮らすヒントになれば」
価格は1,100円。