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経堂のバーが南伊勢産ミカンをカクテルに 瀬戸内の青ミカンともコラボ

南伊勢のミカンを使ったマルガリータ。岩城島の青ミカンのスライスが浮かぶ

南伊勢のミカンを使ったマルガリータ。岩城島の青ミカンのスライスが浮かぶ

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 経堂駅北口のバー「月の花」(世田谷区経堂2、TEL 03-5799-4977)が8月12日、三重県南伊勢町から届いた早生(わせ)のミカンを使ったカクテルの提供を始めた。

南伊勢のミカンを使ったマルガリータと店主の城間さん

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 店主の城間隆志さんは大阪府岸和田市出身。地元の老舗バーを経て上京。銀座で7年、青山で8年の経験を積み、経堂に店を構えて4年目になる。

 城間さんは「経堂に来て驚いたのは人情あふれる下町のような人のつながり。コロナ禍で飲食店は大変だが、店、常連のお客さまの助け合いがすごい。東京農業大学があるせいか、全国の生産者さんとのつながりも縦横無尽にあり、一年を通じておいしい旬のものと出合える。今回のミカンを送ってくれたアサヒ農園は銀座千疋屋とも取引のある一流の農園。まだこんな時期なのに薄い皮の中身がジューシーで糖度が高いのに感動した」と話す。

 同店は、200種類以上の洋酒をそろえるオーセンティックなサービスが基本だが、季節のフルーツカクテルは常に10種類前後を用意している。

 「通常はライム果汁を使うテキーラベースのマルガリータを南伊勢のミカンでと考えた。甘さが強いが、ちょうど同じ時期に広島在住の常連さんが送ってくれた岩城島の青ミカンのスライスを加えたら、爽やかな酸味が加わり絶妙な仕上がりになった。暑い夏の一日の〆にいいのでは」

 「今は暑いが、秋は近くまで来ており、これからかんきつが面白い。疲れを吹き飛ばすカクテルをいろいろ考えていきたい」とも。

 都の要請に従い営業時間は17時~22時。マスク着用、アルコール除菌などを徹底し、ドアを開け換気しながら営業している。

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