経堂城山通りのラーメン店「YOKOHAMA中華そば かみ山」(世田谷区経堂5)が9月13日、3周年を迎えた。
「YOKOHAMA中華そば かみ山」の神山潤さん、かおりさんご夫妻と友人が描いた絵
店主の神山潤さんは品川区大崎出身。学生時代から両親が営む中華料理店を手伝い、服部栄養専門学校卒業後、実家を継ぐが、建物の老巧化で立ち退きに。その後、老舗ラーメン店で修業。横浜には7年間勤務した。
神山潤さんは「妻と結婚当初、いつか店を持ちたいと漠然と思っていたが半ば諦めていた。そんな時に、妻の親友のジュエリーデザイナーから一枚の絵をプレゼントされた。森の中で父親リスがラーメンを作り、母親リスと娘リスが手伝い、森の動物が食べに来るほのぼのした光景を描いたもの。その絵に勇気をもらい働いていると縁あって経堂に物件が見つかり、これまでの経験を生かして横浜の庶民の味であるサンマーメン、タンメンを中心に提供するラーメン屋を開いた。勇気をくれた絵を入り口右の食券機の上に飾り、妻と一緒に頑張りコロナ禍を何とか乗り切った」と振り返る。
メニューは「サンマーメン」「タンメン」(以上850円)、「肉ニラスタミナ麺」「つけタンメン」(900円)など。テークアウトにも対応する。
「オープン当初は客数が少なく不安だったが、近所の店の人たちが来てくれるようになった。続いてそれぞれの店に通うお客さまが来てくれるようになり、口コミやSNSでさらに広がった。経堂は昭和の商店街のような人のつながりが残る街で、人々がとても温かいと感じる。ほのぼのした雰囲気もいい」
営業時間は、11時~15時、17時~20時。