経堂・農大通り商店街の関西うどん店「花坊(はなぼう)」(世田谷区経堂1)が、4回目となる「スギヨのカニカマまつり」に合わせて「スギヨ」(石川県七尾市)のカニカマを使った限定メニュー「カニカマあんかけうどん」(1,100円)の提供を始めた。
「きはち」の豚バラ肉で巻いたカニカマ炭火焼きのカニ味噌トッピング
店主の山城裕輔さんは元々同店の常連客で、先代店主の正田辰夫さんから2017(平成29)年に店を引き継いだ2代目。それまでは天ぷらの職人だったが、正田さんの下で半年間、修業。手打ちうどんの麺やだしなどの原料と製法は全く同じ。
山城さんは「うちの基本のうどん『花坊うどん』には創業当時から赤い色合いの面白さもありカニカマをトッピングしている。2年前にこのカニカマを知った時、とてもカニっぽいのに驚き、天ぷらにしてみたらうまくいった。今回は経堂かいわいの個人飲食店が参加するイベントで、気温が下がってきたこともあり、体が温まるようにとカニ玉をのっけた餡あんかけにしてみた」と経緯を話す。
「今年はとにかくコロナが大変で、飲食店はダメージが大きいが、お客さまも少なくからず疲れているようだ。限定メニューはお祭り感があるし、カニカマの赤も気分が上がるという感想を聞いた。他の飲食店と一緒に盛り上がれるのもいい。個人的には、焼きとん『きはち』の豚バラで巻いたカニカマを炭火で焼き、カニみそをトッピングしたメニューが気になっている」とも。
同イベントの参加店は、らかん茶屋、きはち、八兆など。期間は10月22日まで。
営業時間は、昼=11時30分~14時、夜=18時~21時。火曜・水曜定休。