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経堂・すずらん通りのダイニングバーが雑誌「読む肴」 常連客16人が執筆

雑誌「読む肴(さかな)」

雑誌「読む肴(さかな)」

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 経堂・すずらん通りのダイニングバー「太田尻家」(世田谷区宮坂3)が8月12日、雑誌「読む肴(さかな)」を出版した。店の常連客16人が書いたエッセー、ノンフィクション、小説、漫画、その他ノンジャンルのストーリーを集めた冊子で、昨年10月に出た創刊号に続く2号目。

ダイニングバー「太田尻家」外観

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 4月で15周年を迎えた同店は、店主で元造形職人の田尻輝幸さんが手作りしたもの。店内に、作家で妻の太田智子さん作の立体オブジェやイラストなどがあり、若い世代のアート好きも集まる。

 ドリンクは、カールスバーグ生(600円)、日本酒、焼酎、ワイン(各500円)など。フードは、宮城県の金華サバを使った「シメサバ」(600円)、スモークしたサバとフレッシュな玉ネギ、トマトを自家製パンで挟んだ「サバサンド」(500円)などの定番メニューと日替わりの黒板メニューがある。

 田尻さんは「女性の一人客でも安心して飲み食いできる店が理想。酔って大声、絡み酒、説教癖などの人を断っていると若い世代が集まってきた。楽しいお客さんたちが多く、この人たちに原稿を頼んだら面白いものができると思いついた」と、出版の経緯を語る。

 「タイトルの『読む肴』は、飲みながら読むのに適した1000字程度の読み物が詰まっている。文字通り、酒の肴として読んでもらえれば」とも。

 「読む肴」は1部500円。同店をはじめ、ハルカゼ舎、stock(以上、経堂2)など、近隣各店で販売している。

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